食事は生きるうえで欠かせない行為ですが、その食べ物や食べ方が健康に与える影響は計り知れません。そこで注目されているのが「食育」。食に関する正しい知識や、健康的な食習慣を身につけるために欠かせない教育です。
では、食育とは一体何なのか?なぜ食育が必要なのか?そして、実際に食育を取り入れる方法はどのようなものなのか?
今回はこのような疑問にお答えしながら、食育の重要性と具体的な取り入れ方について解説していきます。
目次
食育とは|概要からメリットまで解説
そもそも食育とは何か?
はじめに食育の概要とメリットについて解説します。
食育の概要
食の教育と書いて「食育」。言葉は聞いたことがあるけれど、実際には何のために?何をするのか?というところまでご存じない方も多いのではないでしょうか。
まずは食育とは何なのかを解説したいと思います。
農林水産省からは、以下の情報が発信されています。
食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるもの。
「食育」とは:農林水産省
また文部科学省からは、以下の情報が発信されています。
近年、偏った栄養摂取、朝食欠食など食生活の乱れや肥満・痩身傾向など、子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化しています。また、食を通じて地域等を理解することや、食文化の継承を図ること、自然の恵みや勤労の大切さなどを理解することも重要です。
学校における食育の推進・学校給食の充実:文部科学省
つまり食育とは…
「基本的な食事を学ぶことで、健全な食生活・生活環境の理解につながる教育」なのです。
子どもが食育を学ぶメリット
食育がどんな教育なのかなんとなく分かったところで、続いてはそのメリットをお伝えしたいと思います。
子どもたちが今後生きていくうえで必要な力を身につけられるのが、食育を学ぶ最大のメリットです。具体的には以下のようなものがあります。
- 食べ物を大事にする感謝の心
- 好き嫌いしないで栄養バランスよく食べること
- 家族や仲間と食事を共にすることの楽しさ、大切さ
- 食事マナーなどの社会性
- 食事の重要性や心身の健康についての理解
- 食品を選択する能力
- 地域の産物や歴史といった食文化の理解 など
食育を学ばないとどうなるの?
食に関する正しい知識がないと、偏った栄養摂取や食生活の乱れ、肥満・痩身傾向などの深刻な事態に繋がりかねません。
食の美味しさに加えてその栄養や生態、生育環境について知識を得ることで、今後生きていくうえで必要な力を育むことができると言えます。
食育の例|実際どんなことをやったらいいの?を年齢別に紹介
食育の重要さについては理解できたけれど、実際にはどんなことをやったらいいの?と疑問をお持ちの方に向けて、食育の例を年齢別にいくつかご紹介します。子どもが興味を持ちそうなものから挑戦してみてくださいね。
0才~|みかん風呂
食べた後のみかんの皮を使って、気持ちの良い「みかん風呂」を楽しめます。みかんの皮をちぎって干したらネットに入れ、輪ゴムでしっかり口を止めます。それをお風呂に入れて、体の芯から温まってみましょう!
みかんの皮の成分は保温効果に優れているので、お風呂に入れることで湯冷めしにくく、爽やかな香りにはリラックス効果や体臭予防が期待できます。みかんの美味しい12月から3月にかけて試してみてくださいね。
以下の記事では、この他にも家庭でできる食育アイディアをご紹介しています。楽しく学べるものばかりなので、ぜひチェックしてくださいね。
2歳~|果物狩り
さくらんぼ、ぶどう、イチゴ、桃、梨など、果物狩りができるスポットは国内にたくさんあります。楽しみながら果物狩りをすることで、食べ物に対する知識や興味を深めるきっかけになるでしょう。
また果物狩りを通して、果物のなり方を知ることもできます。家で食べる果物の姿しか見たことがない子どもにとっては、果物がなっている様子を見るだけでも新鮮。収穫しその場で味わった経験は強烈な印象として残るはずです。
以下の記事では、体験型の食育をたくさんご紹介しています。参考にしてみてくださいね。
3歳~|魚釣り
生きている魚が泳ぐ姿を目の当たりにし、自分の手で釣り上げる体験をすることで、命に感謝する気持ちを育むきっかけになります。
可能であれば釣った魚をいただくところまで体験できるとより良いです。子どもと一緒に魚を釣り、さらに調理して食べる。思い出とともに、魚を食べられることへの感謝の心が残るはずです。
以下の記事では、魚を使った食育について詳しくご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
4才~|家庭菜園
野菜の育つ過程を知り、さらに自分で育てて食べるという体験によって、食べ物の大切さを理解することができます。野菜嫌いだった子が、自分で育てた野菜は食べられた!なんていうケースも。
初心者にもおすすめの家庭菜園として、ミニトマト、なす、きゅうり、シソなどがあります。子どもにとって家庭菜園とは、親と一緒に土いじりをするという感覚で、気軽に楽しくやってもらうことができますよ。
5歳~|お料理
食材に触って調理し、最後には美味しくいただくことで、子どもの五感が刺激され脳が活性化します。そして何より健全な食生活を実践できるスキルにつながっていくでしょう。
自分で作ると料理の大変さも分かるので、作り手と食への感謝の心が生まれます。また好き嫌いも軽減できるかもしれません。
楽しい気持ちで行うことが大切なので、お手伝いは簡単なものだけでもOKです。材料を用意したり、混ぜたり、少しでも自分の手が加わった料理は不思議と特別に感じられるもの。簡単なところから挑戦させてみましょう。
以下の記事では、食育におすすめの料理レシピをご紹介しています。作りながら学んで、美味しく食べてくださいね。
1才~全年齢|魚を一尾丸ごと食べてみる
魚を一尾丸ごと購入し、子どもにその本来の姿から食べるまでの過程を身近に体験させてあげることができます。切り身じゃない姿を初めて見たらびっくりするかもしれませんね。
スーパーや市場で購入するのもよいですし、自宅まで届けてくれるオンラインショップの利用も便利です。
水産物商のオンラインショップがお届けする「お魚まるごと体験」
魚を一尾丸ごと買って実物に触れるという食育を実践してみたい方におすすめなのが、弊社 マルチュウスマイルの「お魚まるごと体験」です!
このサービスでは、魚を丸ごと一尾、送料無料でご自宅へお届けしています。新鮮な魚一尾を目の前にしながら、付属の映像でその魚の漁獲・流通過程・調理方法まで見ることができ、そして実際に食べるまでの体験をご提供します。
魚が漁獲されてから家庭で食べられるまでのストーリーを、自宅で実物に触れながら、美味しく楽しく学ぶことができますよ。
お魚まるごと体験を見てみるまとめ
食育の概要とメリット、そして実際の取り入れ方まで解説しました。
子どもの年齢や興味に合わせて、楽しめそうなものから実践してみてくださいね。幼いころから食ときちんと触れ合うことで、食の知識や、食習慣といった生きていくうえで必要な力を身につけることができます。
最後にご紹介したマルチュウスマイルの「お魚まるごと体験」では、新鮮で立派な魚が一尾まるごと自宅に届きます!
見て、触れて、学んで、おいしく食べる体験を、家から出ずに満喫することができますよ。
ぜひご家庭で試してみてくださいね。
マルチュウスマイルは、創業150年以上の歴史を持つ水産物商「丸忠商店」の公式オンラインショップ。
創業当時から、料亭や旅館、ホテルなどのプロの料理人に厳選した水産物をお届けしてきましたが、「お客様に美味しい食材をお届けしたい!」という強い想いから、通販サイトを始めました。
オンラインショップでは、プロが愛用する食材を家庭でも楽しむことができるよう種類豊富に商品をご用意しています。どうぞお立ち寄りください。
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