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しらすとは?の基本を老舗の水産物商が徹底的に紹介します

しらすとは?の基本を地元の水産物商が紹介します!

しらすはカルシウムが豊富なだけではなく美容にも効果があり、幅広い世代の健康を支えることができる食材の一つです。

そのため少しでも多くの方にしらすの魅力を知ってもらうべく、今回は愛知県の老舗150年以上続く水産卸の丸忠商店がしらすについてご紹介します。

愛知県もしらすが有名な産地。長年新鮮な魚を販売してきたからこそわかるプロの目線でお伝えしていきますので、ぜひしらすの魅力に浸ってみてください。

しらすの基本「しらすとは?」

「しらす」とは体に色素がない白い稚魚を総称して言います。

特定の種類の魚はありませんが、主に

  • ウルメイワシ
  • カタクチイワシ
  • マイワシ

などにあたります。

透き通った体をした稚魚が「しらす」と呼ばれるのは2cm程度までで、3cmを過ぎると銀色に染まり始め「カエリ」と呼ばれるようになります。

その後5cm程度まで成長すると「イワシ」と名称が変わっていくのです。

市販のしらすは釜揚げしらすが多く出回っていますが、最近では急速冷凍した生しらすなどが通販で販売されていることも少なくありません。

味わいは、脂分が少ないためあっさりとしており、様々な食材と合わせても食べやすいのが特徴です。

しらすの種類は3つある

しらすの種類は3つある

しらすの種類は大きく3つあり、

  1. ちりめん
  2. しらす干し
  3. 釜揚げ

です。

これは加工方法による違いですが、それぞれ水分量の差が主な違いです。

1. ちりめん

50%程度のものを「ちりめんじゃこ」と言い、水分量は半分になります。

2. しらす干し

「しらす干し」は水分量70%程度。

3.釜揚げ

水分量80%程度のものを「釜揚げしらす」と言います。

しらすの旬は地域によって異なる

しらすの旬は地域によって異なる

「しらす」は、兵庫県・愛知県・静岡県が主産地ですが、地域によって旬が異なります。

どの地域も4月頃から旬が始まりますが、兵庫県は4月〜5月・9月〜11月の2回旬があります。

それに対して愛知県は4月から12月が漁期で、旬は6月から8月

静岡県は、3月下旬〜10月は漁期で、旬は6月〜9月となります

しらすの漁

しらすの漁業では、しらすの群れを取り囲むように網に入れ、ゆっくり曳き漁獲する船曳網(ふなびきあみ)の漁法が用いられます。

しらすの漁
出典:兵庫県漁業協同組合連合会

船曳網は、先端に袋状の網があり、その両端に身網、その手前に目合の大きな荒手網、そしてロープという構造になっており、漁獲対象によって網の形状が異なるのが特徴です。

しらすの3つの栄養と効果

しらすに含まれる栄養と身体にもたらす効果を3つ紹介していきます。

1. 骨や歯を丈夫にするはたらき

しらすと言えばカルシウムが栄養の代表格と言っても過言ではありません。カルシウムは骨や歯を作る成分であるため、小さい子どもからお年寄りまで健康に役立つ栄養です。

ビタミンDも豊富に含まれていることにより、カルシウムの吸収を助け、一層骨や歯を丈夫にできるため骨粗鬆症などの予防にも繋がります。

2. 脳梗塞や心筋梗塞を予防するはたらき

しらすには脳梗塞や心筋梗塞といった血栓症を予防する効果も期待でき、その栄養素はセレンと呼ばれています。

セレンは血液をサラサラにするだけではありません。ビタミンEの何倍もの抗酸化力がある成分なので、癌の発生の抑制やアンチエイジングも助けてくれます。

3. 肌をキレイにするはたらき

しらすは肌の皮脂分泌量をコントロールできる「核酸」という成分を多く含んでいます。これによりニキビ予防など肌を美しく保つ効果が期待できます。

このほかにもエラスチンと言う栄養も含まれています。エラスチンはコラーゲンと共に肌のハリ・弾力を助けるのです。

美肌にはしらすの定期的な接種が重要であることがわかりますね。

しらすの食べ方

しらすの食べ方

しらすを使った調理方法は多岐に渡りますが、塩茹でした釜揚げやそれを乾燥させたしらす干しとしてシンプルに召し上がることもできます。

ご飯の上にふんわりと乗せて醤油とネギで食べるだけでも十分美味しいですし、ピザに乗せて洋風にアレンジしてみるのもオススメです。

しらすの保存・解凍方法

保存方法

冷蔵保存の場合はタッパーなどの容器やジップロックと言った水漏れしない密閉袋に入れて保存します。小分けにしてラップに包むと水分が漏れてしまう可能性がありますので避けましょう。

解凍方法

しらすの場合は冷凍のまますぐ使えるのが魅力です。

すぐに溶けるので、凍ったまま冷奴に乗せたり、温かいご飯と一緒に混ぜたりしても美味しく食べられます。加熱調理の時も同様です。

※商品によって異なるので必ずパッケージを確認しましょう。

まとめ

今回は「しらす」について種類や旬、栄養素などを紹介してきました。

大きめな魚だと小骨が取りにくく食べづらいこともありますが、しらすなら骨ごと食べられるため栄養価が高く全ての世代の食卓に取り入れていただきたいですね。

そんな時はマルチュウスマイルのしらすをお試しください。

まとめ
まとめ

マルチュウスマイルで扱っているしらすは、愛知県師崎で水揚げされた新鮮なイワシの中から、質の良いものだけを厳選して、素早く赤穂の甘塩で釜茹でして乾燥させました。一口食べると、海の香りがふわっと広がるのが特徴です。

1kgと大容量なので、冷凍庫にストックしておくだけで日々の料理の味の変わり種として生かしていけます。

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